背景
近年,フラットパネルX線ディテクタ(FPD)装置を用いることによって,一般撮影領域における従来の画像診断から動態情報も付加した診断が可能になってきた.動態情報の取得により,静止画では観察することのできなかった呼吸や心壁運動による動態の観察が可能になり新たな角度からの診断を行うことができる.
担当者:和泉勇紀
近年,フラットパネルX線ディテクタ(FPD)装置を用いることによって,一般撮影領域における従来の画像診断から動態情報も付加した診断が可能になってきた.動態情報の取得により,静止画では観察することのできなかった呼吸や心壁運動による動態の観察が可能になり新たな角度からの診断を行うことができる.
我々は,大視野の動画対応フラットパネルディテクタ(FPD)による動態撮影に注目した.そして,これまでにFPDによる胸部X線動画像の心壁情報を心電図と同期させることにより定量化する研究を行ってきた.
<撮影条件> | <撮影方法> | <取得動画像> |
立位正面背腹方向 呼気(5秒)+吸気(5秒) |
横隔膜・肺の血管・気管支・心臓の動きがよく分かります.(正常症例) |
<解析内容> | <解析結果> |
上記の3点において水平方向の移動量を計測 | 心電波形と心壁運動が同期されている様子がよくわかる. |