第24回 日本医用画像工学会大会(JAMIT)


期日:2005年 7月26-27日

場所:東京大学本郷キャンパス 安田講堂・山上会館
■参加報告

第24回JAMITは東京大学の安田講堂で開催されました。台風7号の実にタイミングのよい上陸にかかわらず、研究機関やメーカーから多数の参加者がみられました。

有名な安田講堂に入れて感激しました。

学会1日目は、「腹部」「脳・頭頸部」「臨床応用」「画像処理等」の各セッションや、「フラットパネルディテクタ(FPD)最前線」と題したランチョンセミナー、そして、招待講演「高磁場MRIによる脳機能の研究ー7T時代を迎えてー」などゴージャスな内容でした。

画像からの臓器抽出や異常検出の演題が多く、われわれが知っているような基本的な技術から「名前は知ってるけど中身までは....」というような高度な技術まで、幅広く駆使されており、大変勉強になりました。

 学会2日目は、「肺」「骨関節」「PET」「画像処理等」の各セッションと、ランチョンセミナー「胸部画像診断におけるコンピュータ支援診断」が行われました。目玉は午後からの「パネル討論」で、放射線科医と研究者で構成される6名のパネリストによって、画像診断の現状、CADの使用経験、CADの開発状況や今後の展望etc. について発表されました。

印象に残ったコメント:
「診断理論が確立されていれば、平均的なエンジニアにでも、そのCADシステムを開発することができる。」
「2〜3年あれば実用化研究にまでもっていける。そして、3年後には試作機の製作ができる。」
「CADの実用化には、医工連携・産学官連携が重要である。」

■コメント

さすが医用画像処理のプロフェショナルが集まる学会。大変刺激的です。
自分が専門とすべきこと、やるべきことを考えさせられます。

 

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