ECR2007


期日:2007年 3月9日-13日  

場所:ウィーン,Austria Center Vienna


 

■コメント
ECR2007は,ウィーンの中心街から電車で数分のコンベンションセンターで開催されました.日中の最高気温は14〜18度と,気候にも恵まれました.
真田研究室からは,今回が初参加の真田先生と,2回目の田中の2名が参加しました.
今年の演題採択率は38%ほどだったそうです.年々,採択が難しくなっているようです.左の写真は受付会場の様子です.ヨーロッパ各国を中心に,アジアやアメリカからの参加者で大賑わいです.北米放射線学会に比べると,女性や学生の参加率がかなり高いように感じました.放射線科医や医学物理士だけでなく,放射線技師も積極的に参加しているためかもしれません.
ECRは,電子ポスターを真っ先に導入した学会です.システムトラブルもなく,運営はきわめて安定していました.今年の演題に加え,これまでの演題(2003年〜2006年)の閲覧が可能であるなど,サービスも充実していました.
朝・昼・夕の1日3枠あるリフレッシャーコースでは,聴講者を巻き込んで,活発なレクチャーが行われていました.演者が問題を提起して,聴講者は左の写真のようなリモコンを使って回答を送信します.その場で集計され,回答の分布がその場で表示されていました.答え合わせや解説もその場で行われなど,学びやすい形態だと思いました.

会場のいたるところにPC末端が設置され,プログラムや自分のスケジュール確認がいつでも可能でした.

とにかく,教育講演が充実していました.今回,田中は胸部や心臓のセッションを中心に参加しましたが,心臓三昧(例:解剖・機能・撮像法など)三昧の日もあったくらいです.企業スポンサーのシンポジウムでは,新の技術動向を把握することもできました.2管球CTや256列CTのセッションは,高い注目を集めていました.

学会会場までの移動中に,歴史ある建築物を楽しむこともできるのも,ウィーンならではですね.

今年は日本人の受賞が例年よりも多かったそうです.中には初参加にして受賞された方もいらっしゃいました.ECRの演題〆切は9月中旬です.来年は,真田研究室からも多数の演題を発表して,受賞を目指したいものですね.募集枠に比べて投稿数の少ないComputer appicationやPhysicsの分野が狙い目かもしれません.

文責:田中

 

 

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