RSNA 2005

期日:2005年 11月27日〜12月2日

場所:シカゴ,McCormick Place

 

■ Education Poster

・Three-dimensional Image of Adamkiewicz Artery Detected by Using Multidetector CT: Preoperative Assessment of Thoraco-Abdominal Aortic Aneurysm

Hiroichi Yokoyama ,Shigeru Sanada, Hirosato Doi

・Automated registration of past and current abdominal CT image series for diagnosis of small hepatocelluler carcinoma(HCC)

Eiichirou Okumura, Shigeru Sanada, Masayuki Suzuki, Osamu Matsui

・Automated Segmentation and Evaluation of the Portal Vein and Hepatic Vein on Dynamic CT Images

Norio Hayashi, Hideo Tsujii, Shigeru Sanada, Masayuki Suzuki, Tomoyuki Yamamoto, Osamu Matsui

■ Info Rad

・Computer-aided Patient Setup System for Radiation Treatment

Rie Tanaka, Masanori Matsushima, Yuzo Kikuchi, Shigeru Sanada

 

■ 学会報告

オープニングセッション

飛行機から降りたときの気温はなんとマイナス6度!肌に刺さるような寒さのシカゴが、今年も私たちを迎えれてくれました。

オープニングセッションでは、RSNAの会長・AAPMの会長・CRSの会長の挨拶に続き、顕著な研究&教育活動をした研究者への表彰が行われました。

また、「Radiologists, Radiation Oncologists Should Form Stronger Bonds」と題した大会長講演や「How Many Slices are Enough When It Comes to CT?」と題した基調講演が行われました。


発表演題

Education/Intervention(電子ポスター)での発表
3年ぶりの国際学会,しかも初めてのRSNA参加で
ポスター発表を行いました.今回はシーメンスのCT(2管球)
一色で機器展示ブースはあまりの人で近づけませんでした.
今後の循環器の方向性がこれで変わるかもしれません.

←Educationポスター(横山さん)

Decision Support / Computer Aided Diagnosis というセッションで発表しました。日本からは岐阜大学や名古屋大学から演題が多く、どれも完成度の高い内容でした。臨床で実用化されるのが楽しみです。

←InfoRADにおけるコンピュータ展示前にて(田中)

Education / Physics でのポスター発表でした.

今年で2回目の学会参加でした。2年前にはなかったコンピュータ展示などがあり,大変興味深い演題がありました.また,CADの研究報告のほとんどがInfoRADやScientific paperに移行していました.来年はScientific paperの口頭発表ができればと考えています。

→Education / Physics ポスター発表前にて(奥村)

Education / Physics でのポスター発表でした.

この分野では,非常に多くの日本の技師や医学物理研究者の発表が目立ちました.今回の発表は門脈,肝静脈を抽出する発表内容でした.画像処理だけでなく,画像評価や被曝低減などさまざまな興味深い発表がありました.

← Education/Physics ポスター発表前にて (林)


会場の様子・機器展示会場

機器展示会場(南半分)

学会2日目のSouth Buildinglの様子

行き交う人で混雑していました。


ポスター会場

今年からすべてのScientific poster が電子ポスター形式に切り替わりました。ポスター会場は例年に比べてゆとりのある配置になっています。(Educationの一部は従来通りポスター展示)

そのため、お昼の時間に行われる口述発表も、左の写真のように会場のいたるところに設置されたミニシアターで行われていました。1演題あたりの発表時間は10分なので、口述発表であるScientific paperとあまり差がないようです。

←本学大学院在学中の小林君の発表の様子

←ポスター展示エリアの様子

Scientific Physicsは,日本からの演題が多かったようです.

 

←電子ポスター閲覧場所

昨年に比べて2〜3倍の台数のPCが設置されていました。

←電子ポスターを閲覧する様子

撮影可能なのは,ポスターおよびInfoRADの一部のみで,口述発表の会場・電子ポスター閲覧場所・機器展示は基本的に撮影禁止になっていました.

←InfoRADの様子

今年は大学ごとに横並びに配列されていたため,「岐阜大学ストリート」「シカゴ大学ストリート」「シンガポールの???大学ストリート」などが形成されていました.


その他

エーザイ主催のセミナー

Chicago:Fact&Fiction
エーザイ株式会社 Neil Foust氏

私の英語発表術
藤田保健衛生大学衛生学部 辻岡勝美先生

放射線技師の可能性
ー日本とアメリカの研究環境の違いー
シカゴ大学カートロスマン放射線像研究所 白石順二先生

←シカゴの夜景1

学会後半から朝晩の最低気温がマイナス6〜8になるなど,厳しい寒さが続きました.

 

←シカゴの夜景2

ジョン・ハン・コック センタービルの地上95階からの景色です.

今回でRSNAへの参加は5回目でした。そのため、学会やシカゴの街のスケールの大きさに圧倒されることなく、自分のペースで演題発表&情報収集ができました。感動することが減ってしまったのは少し寂しいものですね。来年のRSNAは、新大学院生による新鮮な学会報告が掲載される予定です。Don't miss it!

(by田中)

 

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