SPIE 17th International Symposium
Medical Imaging 2005

期日:2005年 2月12日〜2月17日

場所:サンディエゴ,Town and country hotel

 

■ Scientific Poster

・Development of computer assisted system for setting the appropriate margin of the organ with respiratory movement in radiation therapy planning

R. Tanaka, S. Sanada, T. Kobayashi, et al.

■コメント

呼吸性移動のある臓器を対象とした放射線治療のためのコンピュータ支援治療計画システムの開発に関する研究成果を発表してきました.

ポスターは会期を前半と後半に分け,半数ずつ展示されました.特に時間が割り当てられてプレゼンテーションするということはありませんでしたが,夕方の1時間半はポスター前に立って,他の参加者とディスカッションするというスタイルでした.

写真:ポスター前にて

天気が良い日は会場敷地内のプールサイドで,ランチを楽しむことができました(食事代は登録費に含まれている).サラダ&パン→メイン→デザート&コーヒーの順に次々と給仕されました.

写真:ランチの様子

真田先生の運転で,UCSD(カリフォルニア大学サンディエゴ校)を訪問.キャンパス中央に位置するBookStoreには豊富な医学書が並んでいました.この日は特に天気が良く,研究ライフから開放されたひとときでした.(そしてこのHPを書いている今,過酷な現実に直面しております.ファイト!!)

写真:メディカルセンター看板前にて

また,UCSDの膨大な敷地内には大学だけではなく,複数の関連病院やリサーチセンターがありました.このような素晴らしい環境で研究できることをとてもうらやましく思いました.

実は,帰国日にアメリカ国内での飛行機の乗り継ぎで大変なトラブルに合いました.そのときに,UCSDのリサーチセンターに所属する現地日本人の方に励まされました.ファーストネームしかお聞きする余裕がありませんでしたが,心から感謝しています.

写真:関連病院の1つ(正面玄関)

CT装置の多列化および時間分解能向上により人体の3次元解剖学的構造の時間変化をとらえることが可能となってきました(=4DCT).このことから,心臓や呼吸器の動態解析や動態追跡を目的とする研究が注目を集めていました.特に「肺」をターゲットとした撮像方法および解析方法の開発は,今後ますます活発になっていくように思いました.

画像の撮像,画像処理,画像表示,臨床評価までの広い領域をカバーし,大学所属の研究者(医学・工学)だけではなく,医療機器メーカーの開発者も多く参加されていました.人材交流の点においても,魅力的な学会であると感じました.参加費がもう少し安ければ文句ありません.                  (by田中)

 

 

戻る